昔から日本では、災いや邪気を遠ざけ、家族の健康や穏やかな暮らしを願うために、さまざまな厄除けの風習が受け継がれてきました。
厄除けとは、災いを避け、平穏な日々を願うためのものです。
お守りやお札だけでなく、家や建物を守るものとして、置物や飾りにもその願いが込められてきました。
玄関や門、屋根、庭などに置かれる守りの品には、外から入り込む災いを遠ざけ、大切な場所を見守ってほしいという想いが込められています。
今回は、ISHIMOで取り扱っている厄除けの石造品の中から「狛犬」「鍾馗」「鬼門除け角石」をご紹介します。
それぞれに込められた意味や由来を知りながら、暮らしを見守る存在として、お気に入りの一品を見つけてみてください。

邪気を払い、暮らしを守る狛犬
神社の参道や社殿の前に鎮座する狛犬は、邪気を払い、神様と神社をお守りする霊獣として古くから親しまれてきました。
左右の獣は違う品種で、向かって右は口を開けた『阿(ア)』の獅子、左は口を口を閉じ頭に角をはやした『吽(ウン)』の狛犬です。
阿吽の姿には、始まりから終わりまでを表す意味が込められています。
狛犬には、様々な型があります。
石茂型狛犬は、京都を中心に見られる狛犬で、狛犬造りの名石工として名高い三代目芳村茂右衛門によって手掛けられたデザインです。
今でも、北野天満宮をはじめ、敷地神社(わら天神)、上御霊神社などの狛犬として、大切に残されています。
ISHIMOの狛犬は、伝統的な姿のままに、暮らしに取り入れやすいコンパクトなサイズに仕上げています。
ご自宅やお店など、大切な空間を見守る存在としてお飾りいただけます。

厄から住まいを守る鍾馗
鍾馗(しょうき)は、中国の唐の時代に実在したとされる人物です。
当時の玄宗皇帝が病気で床に伏していた際、夢の中に現れて鬼を退治したという故事から、厄除けや魔除けの象徴として広く知られるようになりました。
その後、家を守る存在として、無病息災や厄除けを願い、鍾馗の絵や像を飾る風習が生まれました。
特に京都では、古くから邪気を払う存在として「鍾馗さん」と呼ばれ、親しまれてきました。
京都の町家では、近隣の家の鬼瓦や建物から跳ね返った邪気が入り込まないように、屋根の上に鍾馗さんの像を置く風習があります。
ISHIMOの鍾馗さんは、石専門のデザイナーによって、優しく温かみのある丸みの帯びたフォルムに特別にデザインしました。
伝統的な意味を大切にしながら、玄関やお庭など、現代の住まいにも取り入れやすい守りの置物としてお楽しみいただけます。

災いを避け、住まいを整える鬼門除け角石
鬼門とは北東(丑寅)の方位を指します。
日本の家相では、「鬼(邪気)が出入りする方角」として忌むべき方角とされています。また、反対の南西(未申)の方角を裏鬼門と言い、同じく忌み嫌われています。
鬼門除けとは文字通り、鬼を除くための魔除けのこと。その一番典型的な方法が、鬼門除けの角石です。
住宅や建物の鬼門にあたる場所に四角い石を組み、白い玉砂利を敷き詰め、神域を作ることで縁起のいい場所に変え、厄除けとしてきました。
京都の町を歩くと、現在でも多くの住宅やお店、マンションなどで鬼門除け角石を見ることができます。
鬼門について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
ブログ記事:安寧を願う習わし、鬼門除け角石

想いを込めて選ぶ、守りのかたち
厄除けの品を選ぶときに大切なのは、込められた意味だけではありません。
置く場所や大きさ、表情など、その空間に合うものや、長く大切にしたいと思えるものを選ぶことも大切です。
玄関先で家を見守るもの、庭や建物に寄り添うもの。
それぞれの由来や役割を知ることで、より愛着を持って飾ることができます。
日々の安心や家族の幸せを願う気持ちとともに、暮らしに寄り添う守りの存在としてお迎えください。

オンラインショップではさらに多くの商品を取り扱っています。
暮らしを見守る存在として、ぜひ厄除けの石造品を取り入れてみてください。

