石の種類で何が違う?石材の分類をやさしく解説

「石」とひとことで言っても、実はその種類はさまざまです。
白くて硬い石、あたたかみのあるざらざらとした石、柔らかくなめらかな石など、見た目だけでなく、硬さや吸水性、耐久性、加工のしやすさにも違いがあります。

では、なぜ石によってこれほど性質が違うのでしょうか?
その大きな理由が「どのようにしてできた石なのか」ということです。

今回はISHIMOで取り扱っている代表的な石を例に、石の分類とそれぞれの特徴をご紹介します。

石は大きく3種類に分けられます

岩石は、成り立ちによって大きく「火成岩」「堆積岩」「変成岩」の3つに分類されます。

火成岩:地下のマグマが冷えて固まってできた石
堆積岩:砂や泥、火山灰、貝殻、サンゴなどが積み重なり、長い時間をかけて固まった石
変成岩:もともとあった岩石が、熱や圧力によって性質を変えた石

同じ「石」でも、できるまでの環境が違えば、硬さや模様、手触りなども変わってきます。

花崗岩は「硬くて丈夫」な石

代表的な火成岩のひとつが花崗岩(かこうがん)です。
地下深くでマグマがゆっくり冷えて固まり、鉱物が結晶として成長するため、表面を見ると小さな粒が集まったような模様が見えるのが特徴です。

花崗岩は「御影石(みかげいし)」とも呼ばれ、硬くて耐久性にも優れているため、建築物の外装や床、階段、墓石など、長く使いたい場所に幅広く利用されています。

なかでも真壁石は、古くから国産みかげの代表として知られる花崗岩です。
青みを帯びた優しい色目が特徴で、経年により青みが一層増していきます。
風化しにくいながらも、使うほどに味が出てくるのも真壁石の魅力です。
水はけが良く、美しい石目が長年お楽しみいただけます。

真壁石の地蔵(大)
真壁石の地蔵

砂岩は「砂の粒」が集まった石

一方、砂岩(さがん)は堆積岩の仲間です。
名前の通り、砂のような粒が集まり、それが固まってできています。そのため、花崗岩とは違った、自然で素朴な質感を楽しめる石です。
吸水性が大きく、研磨しても花崗岩のような光沢は出にくいという特徴があります。

代表的な石材として、来待石があります。
来待石は石を切り出した時は、青みを帯びた色をしていますが、次第に水分が抜け、茶褐色の、やわらかな色に変化します。
水分を含みやすいことから、置く場所や環境によっては苔も付きやすく、自然になじんでいく風合いを楽しめるのが砂岩の魅力ともいえます。

来待石の丸雪見灯篭(1尺)

凝灰岩は「火山灰」からできた石

凝灰岩(ぎょうかいがん)も堆積岩の一種です。
火山から噴き出した火山灰や岩石のかけらなどが堆積し、固まってできました。
比較的やわらかく、加工しやすいのが大きな特徴です。

代表的な石材として、八女石があります。
八女石は7 万年前に阿蘇山が大噴火した際の火山灰が固まった推積物です。
黄色の小さな軽石や黒曜岩(マグマからできた天然ガラス)がレンズ状に交じっているのが特徴です。
彫刻しやすく、主に石塔・石彫・石仏・灯篭などに使われています。

八女石の小さな自然木型灯篭

「大理石」はもともと別の石?

少し意外なのが大理石です。
大理石は、もともと石灰岩だったものが、地下で熱や圧力を受けて再結晶した「変成岩」です。
色や模様が美しく、内装や装飾などに多く使われています。

ISHIMOで取り扱っているギリシャ産のボラカスホワイトは、やわらかな白が魅力の大理石です。
自然が作り出した美しい筋模様や斑点が特徴で、ひとつひとつ異なる表情をお楽しみいただけます。

ボラカスホワイトのプレート(中)2枚セット

石それぞれの個性を楽しむ

石には色や模様だけでなく、硬さ・吸水性・耐久性・加工のしやすさなど、それぞれ異なる個性があります。
また同じ石でも、環境や年月によって少しずつ色合いや表情が異なります。
石の違いは、その石が生まれた場所や、長い時間の中で受けてきた環境の違いでもあります。

石造品を選ぶときは、ぜひ見た目だけでなく、その石がどのように生まれ、これからどんな風に変化していくのかにも注目してみてください。
個性を知ることで、石を選ぶ楽しみや、年月とともに変化していく姿をより深く楽しんでいただけます。

オンラインショップではさらに多くの商品を取り扱っています。
ぜひお気に入りの石を、暮らしに取り入れてみてください。

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