「日本の石文化を人々に伝え、未来につなげること」を使命とするISHIMO。石の魅力に迫るシリーズではISHIMOが取り扱うさまざまな国産石材を紹介いたします。
石を通じて、日本の風土や文化に触れ、その魅力を再発見する機会を持ってみてはいかがでしょうか。今回は那智黒石に焦点を当て、その特性や魅力について探っていきます。
那智黒石とは
きめ細やかな粒子で滑らかな石肌と、深みのある黒色が特徴の那智黒石(なちぐろいし)。三重県熊野市の神川町だけで採掘され、年々生産量が減っていることから希少で高価な石とされています。

特徴その1 細やかな加工がしやすい
硬く細やかな加工がしやすい石質です。主に碁石の黒石や、硯石に古くから使われてきました。遣唐使が碁石の原料として土産にしたという歴史もあります。
特徴その2 磨くことで艶が出て黒さが増す
那智黒石は磨くほどに漆黒の艶が出て美しく、輝きを増します。
特に、熊野産の那智黒石は他の地域で採れる黒い石とは一線を画しており、美しさの違いが顕著です。
実際に、熊野産の那智黒石に似た、外国産の那智黒石と呼ばれる黒い石も出回っていますが、黒の深さやきめの細やかさは全く異なります。 そのため、熊野産の本当の那智黒石を「本那智黒石」とも呼びます。
那智黒石を使った商品
ISHIMOでは那智黒石の箸置きを取り扱っています。
小さくも存在感があり、料亭やレストランのような落ち着きと高級感のあるテーブルコーディネートに最適です。
おもてなしのお料理にも、普段でも使いやすいシンプルなデザインです。
石の自然の形や風合いを活かした加工で、ひとつずつ形が違うのが特徴です。

ISHIMOは国内の石材産地より特徴的な石材だけを選び、その土地に今も伝わる伝統工芸士や加工技術者の匠の技により作られた商品をご提供いたしております。
ぜひ一度オンラインショップを覗いてみてください。