黒くやわらかな石肌の「八女石」【石の魅力に迫る】

「日本の石文化を人々に伝え、未来につなげること」を使命とするISHIMO。石の魅力に迫るシリーズではISHIMOが取り扱うさまざまな国産石材を紹介いたします。
石を通じて、日本の風土や文化に触れ、その魅力を再発見する機会を持ってみてはいかがでしょうか。今回は八女石に焦点を当て、その特性や魅力について探っていきます。

八女石とは

福岡県で産出される凝灰岩です。八女市山内・八女郡上陽町・黒木町一帯から産出されることから八女石(やめいし)と呼ばれています。
特徴的な黒色とやわらかな石質から、石仏や灯篭などに幅広く使用される石材です。

特徴その1 珍しい黒い石肌

八女石は特有の質感を持つ、黒色の凝灰岩です。これは7 万年前に阿蘇山が大噴火した際の火山灰が固まった推積物です。黄色の小さな軽石や黒曜岩(マグマからできた天然ガラス)がレンズ状に交じっているのが特徴です。

特徴その2 柔らかい石質

比較的柔らかい石質で、彫刻しやすく、主に石塔・石彫・石仏・灯篭などに使われます。軽量で、耐火性・耐寒性にも優れています。囲炉裏など火を用いる場所、さらには屋外でもその特性を活かして長年にわたって使用されています。

特徴その3 苔が付きやすく、お庭に馴染む

八女石は水を吸いやすい性質を持っており、そのため苔が表面に付着しやすいという特徴があります。月日が経つほど自然な風合いが増し、お庭に深みを与えます。

八女石を使った商品

ISHIMOでは八女石製の灯篭や石仏を多数取り扱っています。
中でも福岡県八女市特有の自然木型石灯籠は有名です。石の本来の形を生かして、松の木に見立てています。
ひとつずつ職人が手彫りで製作している一点もの。日本らしい、落ち着いた美しい風合いの、黒い灯籠です。
その土地の固有の灯籠を気軽に楽しんでいただくために、小さめのサイズをご用意しました。

ISHIMOは国内の石材産地より特徴的な石材だけを選び、その土地に今も伝わる伝統工芸士や加工技術者の匠の技により作られた商品をご提供いたしております。
今回ご紹介した八女石の灯篭や石仏なども多数取り扱っていますので、ぜひ一度オンラインショップを覗いてみてください。

→八女石のページ

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