石灯篭の種類

石灯篭は、その独特な美しさと風情から日本のお庭で広く親しまれています。
立灯篭や置灯篭など、さまざまな形が存在し、それぞれが異なる役割を持っています。
今回は石灯篭の種類や特徴から、その魅力に迫ってみたいと思います。

灯篭の構成

石灯篭は宝珠、笠、火袋、中台、竿、基礎で構成されます。
灯篭の種類によってパーツが少なかったり、竿が脚になっていたりと形はさまざまです。

立灯篭

最も一般的な形の灯篭です。他の灯篭と違い、基礎があるのが特徴です。基礎があることでお庭に限らず、どこにでも設置することができます。
4尺(約120cm)程度のものから、さらに大きいものまでさまざまな大きさがあります。
灯篭の中でも大きなサイズで、広いお庭や存在感のある灯篭をお探しの方におすすめです。

■春日型(かすががた)

■三月堂型(さんがつどう)

■柚木型(ゆずのきがた)

■道風型(どうふうがた)

雪見灯篭

大きな笠が特徴の灯篭です。
「笠に積もった雪を楽しむため」「笠の形が雪が積もったように見えるため」など名前の由来は諸説あります。
灯篭の中では高さが低く、池などの水面を照らしたり、庭石の上に据えられる灯篭です。特に代表的な丸雪見型が国内外問わず人気です。

■丸雪見型(まるゆきみがた)

■古代六角雪見型(こだいろっかくゆきみがた)

■泉涌寺型(せんにゅうじがた)

■蘭渓型(らんけいがた)

■勧修寺型(かんしゅうじがた)

置灯篭

庭石などの上に据えることの多い小型の灯篭です。
インテリアにも取り入れられる20cm程度のものから、70~80cmのものまで、さまざまな大きさがあります。比較的小さくてパーツが軽いため、サイズによってはご自身で据えることができます。

■岬型(みさきがた)

■玉手型(たまてがた)

■寸松庵型(すんしょうあんがた)

■三光型(さんこうがた)

■天下茶屋型(てんがちゃやがた)

活込み灯篭

竿を直接地面に活け込む灯篭です。場所によって15cm~30cmほどを活け込みます。高さを周囲の景観に合わせて調節することができます。
宝珠、笠、火袋、中台、竿で構成されており、基壇がないためシンプルなデザインをお好みの方におすすめです。

■露路型(ろじがた)

■織部型(おりべがた)

■松琴亭型(しょうきんていがた)

■水ほたる型(みずほたるがた)


どのタイプの灯篭も、それぞれの特徴を活かして配置することで、お庭に独自の風情を添えることができます。
今回ご紹介したさまざまな種類の石灯篭から、ご自身のお庭や空間に合った灯篭を見つけるヒントを得ていただければ幸いです。

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→灯篭のページ

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