細かな彫刻に適した「花沢石」【石の魅力に迫る】

「日本の石文化を人々に伝え、未来につなげること」を使命とするISHIMO。石の魅力に迫るシリーズではISHIMOが取り扱うさまざまな国産石材を紹介いたします。
石を通じて、日本の風土や文化に触れ、その魅力を再発見する機会を持ってみてはいかがでしょうか。今回は花沢石に焦点を当て、その特性や魅力について探っていきます。

花沢石とは

愛知県産の白系御影石の代表格「花沢石(はなざわいし)」。
愛知県豊田市花沢町にある、三河三霊山の一つ、六所山から産出されます。明治20年頃から採掘されているといわれ、愛知県では昔から墓石材・彫刻材として親しまれています。

特徴その1 粘りが強く、彫刻に最適な石材

花沢石の特徴は、なんといっても石質の“粘り”の強さ。石質はほどよい硬さがあるため、加工しやすく、細かな細工の彫刻に適しています。石塔や仏像などの彫刻物に、地元の職人に好んで使われます。

特徴その2 むらがなく、きめ細かい石肌

きめ細やかで、低吸水率で高い耐久性があります。整った石目はむらがなく、艶出しがよいのが特徴です。

特徴その3 古くからの豊富な実績を持つ石

天台寺門宗の総本山である三井寺(滋賀県)の大日如来座像、天台宗総本山である比叡山延暦寺(滋賀県)の伝教大師座像、大英博物館所蔵の須弥山童子六地蔵など、多くの石像美術品に使われています。

花沢石を使った商品

ISHIMOでは花沢石製の石仏や五輪塔を取り扱っています。
花沢石製ゆめ地蔵は石職人による、手彫りのお地蔵さま。伝統工芸士による彫刻作品です。とても穏やかな表情をされ、どの角度から見ても、愛らしい丸みのあるフォルムです。
お顔には、表情が分かりやすいように墨入れをしています。雨に濡れても、色が落ちないので、お庭に置くこともできます。
一人で持ち運べる大きさのお地蔵さまなので、掃除やお手入れも簡単です。

ISHIMOは国内の石材産地より特徴的な石材だけを選び、その土地に今も伝わる伝統工芸士や加工技術者の匠の技により作られた商品をご提供いたしております。
ぜひ一度、オンラインショップを覗いてみてください。

→花沢石のページ

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